高齢者を介護する方に知っておいてほしいこと【転倒リスクと歩行】

2018年6月10日日曜日

セルフケア 歩行

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父母が高齢になり、介護が徐々に必要になってきている方も増えてきています。
昨今では、老老介護がテレビでもよく放映されるようになり、介護が限界を迎えてしまい、自殺されてしまう悲しい事件も増えています。

高齢になると転倒するリスクはかなり増えます。
その指標を本人・親族が理解し、把握しておくだけでも、転倒の予防につながります。
是非チャレンジしてみましょう。

歩く速さ

次第に歩く速さは遅くなっていきます。
速さが遅くなること自体が転倒のリスクをあげるという論文が多くあります 1)。

多く言われていることの一つが、横断歩道を信号が青のうちに渡りきれるかどうか。が一つの指標と言われています。
おおよそ1秒あたり1mで進めるかどうかが基準となります。
よくリハビリの歩行速度(歩く速さ)の計測で使用されるのは10mの歩行距離をどれくらいの速さで歩けるかというものですが、10秒を超えてくると信号を渡りきるのが大変になってきます。

このように歩く速さが遅くなってしまう原因は多々あります。
それを防ぐためには、筋力低下を遅れさせることが大切です。
加齢による筋力低下は防ぐことは出来ません。遅れさせることは出来ます。

それも大切なセルフケアになってくるでしょう。
高齢者にとってのセルフケアは筋力の維持も入ってくると捉えて頂ければと思います。

歩く速さが遅くなる理由

歩く速さ(歩行速度)が遅くなる理由は様々ですが、大きな要因は2つです。

・歩幅が狭くなる
・足の運びが遅くなる

この2つです。

歩幅が狭くなる

歩幅が狭くなるのは足が広がらなくなって歩いていることが原因です。
いわゆる小股で歩くのが普通になってしまっていると、自然と小股で歩く方法を体が覚えてしまい、股関節が後ろに広がらなくなってしまいます。
そのため、いわゆる大股で歩きましょう的な運動方法が提示されます。

足の運びが遅くなる

要は回転率です。
筋力が低下してくると足を運ぶことが出来なくなっていきます。
これを防ぐには、最もてっとり早いのが、歩くこと(ウォーキング)なのです。

つまづいていますか?

転倒原因として、つまづいたが約45%もあるとのことです 1)。
つまずいて転ぶっていうのは、かなり危険信号と考えて下さい。
何もないところで転ぶとはどういうことでしょうか?

何もないところで転ぶ理由

何もないところで転ぶというのは、足が上がっていないっていうことです。
それがどこが原因なのかは人それぞれです。

・足首が上がらない
・ももが上がらない

この2つが主な原因となります。
この2つが起こりうる理由は多彩ですが、加齢による筋力低下や姿勢の問題(猫背)も足が上がらない要因のひとつになります。

むしろ障害物とかは注意して足を上げるから転ばないパターンの方もおります。
そのため、いつもの道、何にもないところで転んでしまった時は、足が上がっていないぞっていうのを理解していただければと思います。

まとめ

転倒と歩く速さは密接な関係があります。
歩く速さが遅くなるのは、小股と運びの遅さが原因。
転ぶ理由は足が引っかかるからで、引っかかるのは足首が上がらなかったり、ももがあがらないせい。

大切なことは、まずは歩くこと。

参考文献

1)転倒リスクと歩行との関連 著:金 憲経 バイオメカニズム学会誌 2014.No4.vol38

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